レストラン

鮨 みのはら 赤坂

赤坂 鮨 みのはら の結論! 「めっちゃ素晴らしい!」

2020年2月に赤坂に開店した「赤坂 鮨みのはら」。

最初に結論を言いますと、最高に素晴らしいです!

2020年2月開店というと、開店してすぐに
コロナ禍に見舞われてのスタートだったわけですけど、
そんなことは全く関係ないと言いたくなるくらい、
とにかく料理の素晴らしさ、完成度がすごいです。

お店の雰囲気は、まず赤坂という立地。そして路面店。
門構えとお店に入ってからのカウンターまでのアプローチ、
この演出で料理への期待が、いやが応にも高まります。

そして、一つ一つの料理と鮨へのこだわりと
計算され尽くした完成度の高さ。

どれを取っても心地よく、本当に大将の
きめ細やかな心配りとこだわりを感じます。

とにかく、一つ一つの料理の完成度が
めちゃくちゃ高くて、
めちゃくちゃ美味しい。

うにの茶碗蒸し。
うに、たっぷり過ぎなくらいたっぷり!最高。

大将 簑原史拡 氏の繊細なこだわりが随所に

控えめながらも、きちんと伝えて頂ける
料理の説明を聞いていると、
「そこまでこだわって、そこまで仕込みに
手間暇をかけているのか・・」と、感心というか、
敬服させられるのと同時に、本当に美味しい料理を
作りたいという探究心を感じずにはいられないです。

かすご鯛。おぼろがかかっている。

それは大将が「プライベートでも3食鮨でもいい」
と言うくらい、そして「シャリそのものが好き」
というくらい、魚と鮨が好きというところからも伺えます。

すみいか。

特に、魚によって、その素材のベストな旨味が
味わえるように、熟成の度合いを計算し、
魚を寝かすというところには
特に繊細なこだわりを感じます。

大間まぐろ赤身。漬け。

大間まぐろ。中トロ。

シャリは「つや姫」、酢は「赤酢」

シャリに使われているのは「つや姫」。
シャリは口に入れた時のほどけ方が大事ですけど、
ほどけ過ぎずに、しっとりとした感覚もあり、
あと、お米の旨味を感じさせるシャリの完成度もすごい。
酢は二種(だったかな?)の赤酢を独自に
ブレンドしているとのこと。

氷見ブリ。

とにかく、お店の造作から料理一つ一つに
到るまで、こだわっていないものはないと思われる、
一つ一つ繊細に心が行き渡っている感じ。

コハダ。芸術品。脂もあり、酢もきつくなく、美味しい。

さば。熟成させて、マイナス60度で寝かせたりとかなり手の込んだ仕込みがされている。

むつ?系(忘れてしまった)の白身魚。こちらも熟成させて旨味を最大限に引き出したもの。

北海道のばふんうに。てんこ盛り。最高!

アナゴ。肉厚でふんわりとした身。シャリの握りも少しふんわりと握られていて絶妙。

椀のお味噌も自家製(?)を二種類合わせているとのこと。

かんぴょう巻き。

ふんわりとしてカステラのような甘めの卵。海老を入れ込んでいた(はず)。

路面店であるなど、お店を開く時の大将のこだわり

カウンターの一枚板は6mを超える長さで、
大将自らが奈良の製材所に出向いて買い付けたものだそう。

このカウンターと窓から見える庭を作りたいといった
こだわりから路面店の場所を探していたということで、
例えば銀座などのビルの上階の店では、
このカウンターは入れられない。

お店を作る時に、一番最初のまっさらな状態の時に、
まずこの一枚板のカウンターを入れて、
それからお店の造作をしていったとのこと。

こうしたこだわりがありながらも、
全く嫌みなどがない、大将の謙虚で気さくな人柄。
お話していて本当に気持ちのいい、めっちゃいい人です。

料理の腕はもちろん、大将の人柄にファンが増えるのは必至

大将は18歳で福岡から上京し、懐石料理、鮨屋ともに、
ミシュラン1つ星店出身らしいですけど、
いっさいそれは謳っていなくて、
お店でも自分からはいっさいそういう話を
していないとのこと。

「もといたお店の看板で仕事するわけではないんで」
とさらっと言うあたりに、自信と心意気を感じる。

素晴らしいなと気付くところが多かったので、
こちらも色々と聞いてしまったのですが、
料理のことはもちろん、お店の色々な部分のこだわりなども
楽しそうに話す大将の姿を見て、多くの人が惹きつけられ、
ファンが増えるんだろうなぁ・・と感じました。

ほんと素晴らしいお店です。

「赤坂 鮨みのはら」 基本情報

【赤坂 鮨みのはら】

https://sushi-minohara.com/

https://s.tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13243682/top_amp/